買建てにするメリットとデメリット
外国為替証拠金取引で取引するパターンには買建てが基本です。
買建てとは、為替レートが円安/ドル高になると予想した場合にドルを買って円を売ることをいいます。※ドル/円を対象
この場合、円を売ってドルを買っているため、円に対するドルのポジションは買い持ち(ロングポジション)になります。
買建てにした場合のメリットは
- 予想した円安/ドル高に相場が振れると為替差益収入が得られる
- ドル/円の金利差から金利収入が得られる

買建てした場合のデメリットは
- 予想した円高/ドル安に相場が振れると為替差損が発生する

これは通常の取引パターンです。
短期から長期間までをカバーできるオールマイティーといえます。
売建てにするメリットとデメリット
外国為替証拠金取引には他の外貨投資にないメリットがあります。それは売建てが出来ることです。売建てができるということは円高に相場が動いても収益を確保することが可能です。投資チャンスが増えていることを意味しています。
売建てとは、為替レートが円高/ドル安になると予想した場合にドルを売って円を買う行為をいいます。※ドル/円を対象
この場合、円を買ってドルを売っているため、円に対するドルのポジションは売り持ち(ショートポジション)になります。
売建てにした場合のメリットは
- 予想した円高/ドル安に相場が振れると為替差益収入が得られる
- 売建ては他の外貨金融商品にはない

売建てした場合のデメリットは
- 予想した円安/ドル高に相場が振れると為替差損が発生する
- ドル/円の金利差から金利差損が発生する

一般的な外貨預金では円高になると為替差損がでます。これは外貨投資の大きなデメリットでした。しかし外国為替証拠金取引では売建てという取引パターンがあることによりこの問題がなくなります。つまり、円高局面でも儲けることができるということです。
しかしドル/円の場合はドルと円の金利差からスワップ金利を支払う必要があり、これは長期的に保有するには向かない取引手法であると思います。短期的に売買することをオススメします。
両建てはどんなときに利用する?
また特殊なケースでは両建てというものもあります。
両建てとは買いポジションと売りポジションの両方を持つ方法のことをいいます。この両建ては、常にお互いが相殺されており、レートが変動しても損益は発生しません。※手数料、スプレッド分はマイナスになります。
外国為替証拠金取引で売買を始めると、どっちに動くかが確実ではないため心理的に不安になります。また、自分の思惑と相場が逆に動くことによってこれ以上の損失を増やしたくないという気持ちになります。そんなときに、両建てによる保有ポジションと逆のポジションを持つことによって含み損を食い止めるわけです。そして双方のポジションを利益が確保できるタイミングで各々売買することで収益を出すことが可能です。しかし、両建ては取引が出来ない業者もありますのでチェックしてくださいね。
ナンピンは危険?
またナンピンという投資方法もあります。
初めの買いポジションの値段よりも下がったところで買い増して買いポジションを積み上げることをナンピンといいます。売りの場合も同様で、初めの売りポジションの値段よりも上がったところで売りを積み上げるのもナンピンになります。
なぜ、ナンピンするのでしょうか?
ナンピンには平均コストを下げる効果があるからです。平均コストを下げるとは仮に相場が現在1ドル100円とします。トレンド的には円高傾向ですが、ここで1万米ドルを買い持ちするとします。

1ヵ月後に相場が1ドル90円になったとします。

になり10万円の含み損が発生しますが、追加で1万米ドルを買い持ちするとします。
すると、保有ポジションは以下のようになります。

そして1ヵ月後には1ドル95円に回復したとします。
すると以下のようになります。

これは2ヶ月前と1ヶ月前に買い持ちしたポジションの損益が、追加ポジションによる利益によって相殺され、0になります。もともと1ドル100円に回復した時点で損失がなくなるところ95円でなくなったことを意味しています。
これが1ドル100円だったドルコストが95円に下がったということです。
外国為替証拠金取引では特に危険な取引方法と言われ、あまり推奨されていません。現に私の友人も、ある時期、ナンピンの魔力にハマっていました。初めはトントン拍子に一気に勝ちまくり資金を増やしていましたが話によると数ヵ月後には全て無くなったそうです。




